年末恒例の祖父母主催の餅づくりに参加してきた。

今や 炊飯器様の機器があり、米を研いでセットし、スイッチ押すと米を炊きつく段階までやってくれる。

つきたての餅を取り出し、手にとり 更にこねていってこの状態になる。
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祖母「プチ山姥の駄作よっ」

自分もダメ出しされながらこねた。
手が餅で写メどころではなかった。


作業がひと段落し 先日の有馬記念の土産を、渡した。

祖父「エッ、行ってきたんや。前(菊花賞)で一位やった馬が、一等やったやろ?」

流石 ご隠居さんだけあり、TVと新聞の情報には精通している。

祖父が 大昔から宝くじを買い続けているのは知っているが

プチ山姥「おじいさんは、競馬はせーへんの?」

祖父「競馬は、せーへんなぁ」
「競馬(ばくち)なんかやったら、アカンでぇ〜」

プチ山姥「そやけど おじいさん、今回も年末ジャンボ 買ったんちゃうん?」

祖父「買ったよ」

プチ山姥「いくら?」

祖父「20枚。¥6,000やな」

「4,50年 毎年 買い続けてるけど、これまであたったの ¥10,000程 やな」

「宝くじ号いうパトロールカーよう走ってるやろ?アレはワシの車やからな。フフッ 笑」

「大貢献やな」


十分立派な博打打ちじゃないか...
競馬をやめろ なんていう筋合いなんて 全くないだろう。

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祖父母は80歳代前半で互いに自立し、
現役生活を送っている。

自分は 一応、1回/月 は 覗きにいくように、している。

あって何かの隙に
「来年は こうしていられるか、わからない。」

「(高い)施設なんて うちらには、入れないわ」

帰り際、特養から戻る同年代とすれ違う。

「今の人、ホンマ頭が切れる人やったのに 認知になって、普通に食事がてきへんようになったと聞いて...」

先の不安は尽きないように思う。

戦時~戦後、経済成長期を厳しい時を、生き抜いたヒト。
食物やヒト、モノを大事に、日々チラシをチェックし、細かく粗末にしない。
携帯所持まで現役並についてきて、懸命にやっている。

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各々の価値観が多様化し、周囲のヒトに対する見方もますます様々になりつつあるように思う。

既存者が円満にいけるよう、立ち回ることは 来年も引き継ぎ 自分の中で優先にする必要があると、思ったりするね。